ファイナンシャルプランナーの資格を取得後、お金に対する考え方が大きく変わりました。
これまでは借金せずに、節約して貯金することが資産を増やす方法だと考えていましたが、お金を銀行口座で寝かせているだけではほとんど増えないということがわかりました。
貯金で資産を増やす方法は昭和の考え方で、現在では通用しません。
むしろ、物価上昇(インフレ)によって預貯金は目に見えない形で価値が減っていることを学びました。
私には二人の娘がおり、二人とも18歳になっているので、成人して間もない年齢です。
一人は大学生、一人は高校生です。
私とは違い、彼女たちには長い人生が残されています。
投資について早く学んでもらい、長い時間を武器に資産を増やし、長い人生の不測の事態に備えるために投資を始めてもらいたいのです。
これは、私が父親として娘たちに向けて、投資の本質について語った記事です。
\資産を増やすためのポイント/
- 株式投資を始めよう
- 証券口座を持とう
- 手数料の安い投資をしよう
- 時間をかけた投資をしよう
- お金の知識を身につけるためにFPを取得しよう
ここから先は娘たちに向けた手紙のようなものです。
資産形成は長い時間をかけよう
君たちの残りの人生は60年くらいあるでしょうか。
父はあと30年くらいかな?
人生長く生きていると、色んなことが起こります。
順調に働いていても働くことが嫌になったり、働けなくなったりすることがあります。
だから備えは常に必要です。
備えが必要だからと言って貯金だけでは十分ではありません。
貯金を続けていると見た目の金額は確実に増えていきます。
でも正常な資本主義経済の中では、緩やかに物価は上昇します。
物価が上昇するとお金の価値は下がってきます。
だから貯金だけの資産形成は効率が悪くなります。
証券口座を持とう
証券口座とは「株」を買うための口座です。
資産形成に成功している人は証券口座を持っています。
証券口座で株式を購入して資産を増やしています。
誤解している人も多いと思いますが、証券口座を開設するためにお金は必要ありません。
だからまずは証券口座を作ることです。
もう二人とも18歳を超えているので、親の承諾なしに証券口座を作れます。
でも、どこの証券口座でも良いわけではありません。
まずはネット証券であることが必須です。
「窓口で購入する株」と「ネットで購入する株」は手数料が全然違います。
断然、ネットの方が安いです。
長女の証券口座はもう作りましたね。
・・まだ株は買っていませんが(T_T)
そろそろ買っちゃおうぜぃ!
- 株式投資を始めよう
- ネット証券で口座を作ろう
- 窓口には近づくな。
時代は大きく変わりました。
赤の他人が進めてくるものは手数料が発生するものだと思っておきましょう。
ネット証券でも手数料は発生しますが、リアルな人が勧めてくるものよりはダンゼン安くなります。
株式だけでなく、他の商品でも同じことが言えます。
何を買うのか
ネット証券で口座を開設したら、次はどんな株を買うのかということになります。
父が買っている商品は、「高配当個別株」・「株主優待のある日本株」・「手数料の安い投資信託」・「米国ETF」です。
君たちも日本人なので日本の株を贔屓にしたくなるでしょう。
でも残念なことに日本の経済はここ数十年停滞しています。
日本は他の先進国から遅れを取っているのです。
だから、株を買うときは日本の株だけでなく、世界の株も買う必要があります。
特にアメリカを外すことはできません。
父はアメリカという国はあまり好きではありませんが、アメリカはずっと経済大国なのです。
父の投資スタイルは厚切りジェイソンさんの投資スタイルに近いのかもしれません。
資産形成は長い時間をかけよう
父にはなくて、君たちにあるものはなにか。
それは残された時間の多さです。
資産形成は1年や2年で完成するものではありません。
時間が長ければ長いほど有利になるのです。
10年、20年、それ以上の時間をかけて、じっくり育てていきましょう。
手数料の安い優良な投資信託や高配当株を中心に資産形成をしてください。
投資の勉強をしよう
投資を始めると株価のニュースや為替のニュースが身近に聞こえるようになります。
テレビ東京系列で放送されているWBS(ワールドビジネスサテライト)が面白くなってきます。
日経平均株価、NASDAQ、S&P500、為替レート・・
学校の授業で習わなかった言葉もたくさんあります。
一見、関係のないような印象もあるかもしれませんが、実は多くの言葉が人生において関係するのです。
一つでも株を持っていると、これらの言葉に興味が出て、なにか感じるものが出てくるはずです。
まずは一銘柄だけでも買いましょう。
ゼロとイチは大違いです。
お金の知識を身につけよう
お金の話をすることは決して卑しいことではありません。
父の世代はなんとなくそんな雰囲気がありました。
でも自分のお金を守ることや増やすことは本当に大切なことです。
人生長く生きているとお金の話は絶対に避けては通れません。
だから、株式投資と同様にお金の勉強は若いうちにやっておきましょう。
父の場合、ずいぶん遅くなりましたが、FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取りました。
まずはFPで網羅的にお金の勉強をやっておくと、その後は実践的に実生活で学んでいくことができます。
基礎的な知識が身についていると、周辺知識は自然と身についていきます。
まとめ
今の時代は、株式投資が簡単にできるようになりました。
父の世代は「株は怖いもの。株は博打。」のようなイメージを多くの人が持っていて、近づきがたい存在でした。
それはバブル崩壊を身近で見ていたせいもあるでしょう。
誰かが勝てば、誰かが負ける・・というものではありません。
ゆっくり時間をかければ誰もが勝てると理解しておきましょう。
それに証券会社の窓口に行かないと投資はできなかったし、窓口は近寄りがたい存在でした。
今は、ネット証券が隆盛で、手数料も安く、お買い得な投資信託やETFが存在します。
「大きな勝ち」を狙わず、時間をかけてじっくり買い増していくことで、再現性高く資産を増やすことができます。
怯えず、適正なリスクを取って、暴落に動じない心を育成し、長い時間をかけて資産形成を行い、お金で苦労しない人生を送ってください。
ちなみに父もまだまだ株は買い足すつもりです。
父にもまだ時間は30年くらいは残っているはずなので、その時間を使って資産形成していきます。
できれば、相続税がかかるくらいの資産を君たちに残せればと企んでいます。
一緒に勉強して資産を増やそう!
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