あなたは田舎好きですか?
私はたまに無性に行きたくなります。
ご紹介するのは奈良県の最南端にある十津川村です。
県庁所在地の奈良市から車で2時間強。
北方領土を除くと日本で一番大きな村です。
北海道の村の方が大きそうですが、意外ですよね。
十津川村は日本一大きな村です。めちゃくちゃ広いです。
観光地もいっぱいで、移住者の受け入れも積極的です
\こんな人におすすめの記事です/
・田舎に興味がある人
・十津川村に行ってみたい人
・熊野古道に興味がある人
・山奥の温泉に行きたい人
・キャンプに行きたい人
・移住してみたい人
関西に住んでいる方なら名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
推理小説作家 西村京太郎氏の「十津川警部」、北海道の新十津川村
どちらも名前のルーツはこの奈良県の十津川村です。
琵琶湖よりも東京23区よりも大きい面積を持ち、人口は約3000人。
これで村の大きさがわかるでしょうか?
村の入口から奥まで行くのに1時間以上かかります。
一方で、年々道路の整備が進んできているので一昔前よりも、走りやすい道路が増えてきました。
市街地からは結構な時間がかかりますが、自然が楽しめる素晴らしい場所です。
ぜひ最後までご覧にいただき、十津川村に行ってみてください。
十津川村のお天気 ←行かれる方は天気もチェック!
観光スポット ①谷瀬の吊り橋
十津川村と言えばこの場所。谷瀬の吊り橋です。
日本有数の長さを誇る鉄線のつり橋なので高所恐怖症の方は渡れないかもしれません。
橋を渡る際、足元のはるか下には河原が見えています。
空中散歩と称されるこの場所を地元の方はここをバイクで通ります。
生活橋となっているので、渡るためのお金は要りません。無料です。
観光スポット ②世界遺産熊野古道
十津川村には世界遺産の熊野古道の参詣道 小辺路、大峯奥駈道という2つの世界遺産の道が縦断しています。
小辺路は高野山と熊野本宮大社を結ぶ参詣道です。
登山マップ↓↓
大峯奥駈道 吉野山から 熊野本宮大社を結ぶ参詣道です。
登山マップ ↓↓
https://www.shinguu.jp/files/pdf/oomineokugakemichi.pdf
いずれの参詣道も途中で宿泊して数日かけて熊野本宮大社を目指します。
今ではガイドさんがついてくれるプランもあるようです。
・・昔の人は大変な思いをして熊野を目指したのですね。
目的地の熊野本宮大社の八咫烏(ヤタガラス)は日本サッカー協会のシンボルマークになったことで知名度が広がったのでご存じの方も多いかもしれません。
また村内には本格的な登山ではなく日帰りのコースもあるので、気軽なハイキングも楽しめます。
観光スポット ③3つの温泉
十津川村には3つの温泉があります。
湯泉地温泉(とうせんちおんせん)、十津川温泉、上湯温泉(かみゆおんせん)です。
なんと村内の温泉全てが「源泉かけ流し」の温泉です。
村内には25の温泉施設があるのですが、そのすべてが源泉かけ流しというとてもめずらしい温泉村です。
温泉のお湯を循環させず、再利用させず、沸かさず、塩素消毒をせず、薄めずお湯が使われています。
十津川温泉郷の豊富な湯量だからこそできる極めて贅沢な「極上の温泉」なのです。
先日、十津川村を訪れた際には湯泉地温泉の「滝の湯」にお邪魔しました。
平日の夕方でしたので露天風呂が貸切状態でした。
湯泉地温泉(とうせんちおんせん)
役場の近くの温泉です。大阪方面から訪れた場合、3つの温泉の中では村の入り口になる温泉です。
上の写真は足湯です。
十津川温泉(とつかわおんせん)
村で一番拓けた場所にあり、栄えた温泉です。
役場近くの湯泉地温泉よりもこちらの方がにぎやかです。
上湯温泉(かみゆおんせん)
村の中心地(十津川村役場・湯泉地温泉)から車で40分ほどかかりますが、秘湯って感じの温泉です。
観光スポット ④空中の村
21世紀の森植物公園を活性化する目的も兼ねて、フランスの技術を使って新しく作られた施設が「空中の村」です。
空中の村では木々の間に設けられた網の吊り橋や木製のプラットフォーム、網で作られた憩いの場を行き来しながら、空中で森林浴を楽しめます。
2020年にオープンしたので比較的新しい施設です。
ツリーハウスでコーヒーを飲んだり、透明な吊り橋で空中散歩したり、木の上で昼寝したり、読書を楽しんだりすることができる森です。
「トムソーヤの冒険」の気分に浸れるかもしれませんよ。
住所 | 十津川村大字小川112 |
電話番号 | 0746(62)0567 |
メール | info@kuuchuu-no-mura.com |
営業時間 | 3月1日~11月30日(定休日なし) 9時~17時(受付は16時まで)冬季は休み |
閉園 | 雨天、8月20日(慰霊祭)、冬季(12月1日~2月末) 定休日:火曜日 |
無料完備 | 駐車場・トイレ・休息所・ロッカー・ 動きやすい服の貸出・更衣室・有機飲み物 |
対象年齢 | 3歳~93歳 |
注意点 | ・中学生以下は、保護者又は引率者の同伴が必要です。 ・3歳未満、妊婦、酒気を帯びている者は利用できません。 ・身体に障害ある方は障害によってご利用できない場合があります。 |
入場料 | 【平日】 ・中学生以下:1,500円(同伴必須) ・大人:2,000円 【土・日・祝】 ・中学生以下:2,000円(同伴必須) ・大人:2,500円 (利用時間:無制限)(オーガニック飲み物 込み) |
年間パス | ・大人:9,000円 ・中学生以下:7,000円 年齢問わず距離割引有(30km毎に500円OFF) |
別料金 | 飲み物とお弁当の販売あり |
支払い | 現金、クレジットカード |
定員 | 同時 40人 |
対象年齢が3歳から93歳となっています。
年齢制限の3歳はわかりますが、93歳ってなんなんでしょう?
安全に過ごせる限界の年齢??
年間パスの割引に距離割引があるのは面白いですよね。
ちなみに一番興味のある施設だったのですが、火曜日に行ってしまったので入れませんでした。
観光スポット ⑤キャンプ場
村内の3箇所のキャンプ場をご紹介します。
どのキャンプ場も安価な価格設定になっています。
谷瀬つり橋オートキャンプ場 tel 0746-68-0118
その名の通りオートキャンプ場なので車で入ることが出来ますが、こちらはバンガローあります。
価格も6000円~20,000円となっていますので人数や広さによって選べますね。
年中無休です。
https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/04public/04camp-resort/04south_area/tanisetsuribashiotokyampujo/
http://totsukawa-web.com/tanise-autocamp/
つり橋の里キャンプ場 tel 0746-68-0626
谷瀬のつり橋から一番近くにあるキャンプ場です。つり橋まで徒歩でいけます。
こちらの休みは年末年始のみとなっていますが、シーズンオフ(10月~3月)は受付を留守にする場合があるようで後ほど集金に来られるので自由に入場しても良いようです。
あさひキャンプ場 tel 0746-68-0710
https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/04public/04camp-resort/04south_area/qf3xxf637q/
他の2つのキャンプ場からは離れたところにあります。
前の2つとは違い、国道168号線から逸れた場所にあります。
いずれのキャンプ場も季節によっては利用できないことがあるかもしれないので、行かれる場合は、まずは電話でお問い合わせください。
残念ながらネットでの予約は見つかりませんでした。
場合や時期によっては電話がつながりにくいこともあるようですが、そのへんは田舎なのでご愛嬌ということで・・(*^^*)
観光スポット ⑥周遊観光バス
十津川村に宿泊された方限定になりますが、周遊観光バスが無料で利用できます!
本数は少なめ1日2便・毎日運行・完全予約制です。
十津川村の観光スポット(玉置神社、瀞峡(どろきょう)、空中の村など)を周遊してくれます。
のんびりと行動したい方はこのバスを理由するのもいいですよね。
観光スポット ⑦マラソン
山奥ですが、マラソンとトレイルランニングの大会があります。
温泉とマラソンをセットで楽しめます。
「昴の郷」マラソン大会
毎年1月最終日曜日に開催される、十津川村恒例のマラソン大会。一般ハーフの部、10kmの部や小中学生の部、健康ジョギングの部などがあり、すでに40回以上も開催されている歴史ある大会です。
小辺路TRAIL JOURNEY in 十津川
世界遺産熊野古道小辺路を活用したトレイルランニング。毎年10月中旬の開催予定です。
2021年の大会は残念ながらコロナで中止となりましたが、来年以降に期待しましょう。
十津川温泉 ホテル昴
下の写真はホテル昴の近くにある野猿(やえん)です。 ”のざる”ではありません。
川を渡るための施設ですが、かごに乗れるのは二人まで。
カゴの中を通っているロープを引っ張って行き来することができますが、結構な力がいるので疲れますよ。
でもこどもは喜びます。
移住のための空き家バンク
十津川村は移住者を積極的に受け入れています。
移住のための空き家を村のホームページで紹介しています。
https://www.vill.totsukawa.lg.jp/iju/
具体的な住宅の価格は問い合わせる必要がありますが、間取り・立地などがわかるよう照会されています。
なんせ日本一大きな村なので、住所を確認してから物件を問い合わせてください。
ちなみに吊り橋で有名な谷瀬は、大阪側からみるとまだまだ村の入り口です。
キャンペーン
十津川村には日本一長い路線バスが通っています。
全長169.8㎞、停留所の数は168、高速道路を使わない路線では、日本一です。
奈良県橿原市の近鉄大和八木駅から和歌山県の新宮駅を結ぶ路線です。
始発駅から終点まで乗車すると
所要時間は6時間30分超! 料金は片道5000円を超えます。
途中、3回の休憩を挟んでの運行です。
心と時間に余裕がある方は、利用されてみてはいかがでしょうか。
車酔いする方には辛い旅になるかもしれません。
路線バスに乗って、十津川村の指定の宿泊施設に宿泊するとバス代がキャッシュバックされるキャンペーンが下記の日程で行われています。
近鉄大和八木駅から乗車すると約7,000円もキャッシュバックされることになり、かなりお得になるので、バスを利用される方はぜひご利用ください。
対象となる宿は14箇所なので、村の全部の宿が対象になるのではないでしょうか。
まとめ
十津川村の魅力は少しでも伝わったでしょうか。
人の多い観光地も良いかもしれませんが、のんびり過ごすには十津川村もおすすめです。
ふだん忙しなく動いている人にとって、都会の喧騒や多忙な日常を忘れることのできる場所ではないでしょうか。
たまには時間を忘れて山奥の田舎で過ごしてみませんか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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