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病院の入院ベッドの種類

日本の医療制度は、世界に誇れる医療制度です。

2020年の日本人の平均寿命は女性が87.74歳、男性が81.64歳で、いずれも過去最高を更新したそうです。この結果、女性が世界1位、男性は2位となりました。

世界でもトップクラスの長寿国になれたのは、日本の医療体制が大きく影響しています。

今日は、日本の医療費の特徴について、少しお話したいと思います。

ぜひ、最後までお付き合いください。

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目次

国民皆保険制度

今では当たり前のように感じてしまいますが、日本には”国民皆保険制度”というものがあります。

この制度は1961年にスタートし、日本国民のほとんどすべてが、何らかの健康保険に加入している制度です。スタートしてから60年が経過しています。

国民皆保険制度の主な特徴は次の通りです。

国民皆保険制度の主な特徴/

  • 国民全員を公的医療保険で保障。
  • 医療機関を自由に選べる。(フリーアクセス)
  • 安い医療費で高度な医療が受けられる。
  • 社会保険方式を基本としつつ、皆保険を維持するため、公費を投入。

世界の王様、アメリカにはこの制度はありません。過去に当時のオバマ大統領が”オバマケア”と称するアメリカ版の国民皆保険制度の確立を目指していましたが、まだうまくいっていないようです。

診療報酬は一律

病院やクリニックを受診する際にはあまり意識することはありませんが、健康保険で医療を受ける場合、“保険医療機関”として届けられたところでないと健康保険の適用にはなりません。

日本の場合は美容整形などを除けば、ほとんどが保険医療機関になるので、意識しなくても健康保険が適用されて医療が提供されることになります。

聞いたことがある方もいらっしゃるとは思いますが、健康保険が適用される医療行為はすべて、厚生労働省が保険点数として決めています

なので、基本的には同じ医療であれば、どこの医療機関でも同じ点数なので、同じ料金になります。

厳密にいうと、その医療機関が施設基準に適しているか否かなど、複雑な部分はありますが、話が専門的になってしまうので割愛します。

ベッド(病床・病棟)の種類によって点数は違う

病院の入院ベッド(病床・病棟)には種類が存在します。

大きく分ける5つに分かれ、①精神病床 ②感染症病床 ③結核病床 ④一般病床 ⑤療養病床 となっています。

5つの種類の中でもさらに点数は細分化されています。

では何によって点数が変わってくるのでしょう。

上記の種類以外に、医療の必要性や、看護師がどれだけ配置されているか(看護基準)などによって点数は決まります。

厚生労働省が定める基準で、医療の必要性が高く、看護師を多く配置しているところには点数が高くなる仕組みです。

自分が通院や入院する病院の病床種別を知りたい時は、その病院のホームページを見るとわかります。病院の玄関付近にも掲示されています。

  • 例えば
    1. 急性期一般入院料
    2. 地域包括ケア病棟入院料
    3. 療養病棟入院基本料
    4. 緩和ケア病棟入院料  など

病院の職員がこれをみれば、その病院がどんな医療をやっているかという想像がつきます。病院が患者さんを紹介する際には参考になる掲載です。

でも一般の患者さんがこれを見てもなかなか理解できないと思いますので少し説明します。

1.急性期一般入院料

体調が急変した際に入院する病棟です。手術な場合や、感染症を起こして重症化した際は、この病棟に入院します。一番、治療が施される病床です。

2.地域包括ケア病棟入院料

上記の病棟で治療して一定落ち着いた方や、急性期の状態が比較的軽い方が入院する病床です。また回復してきている状態で退院に向けて準備をする病床です。

3.療養病棟入院基本料

治療があまりなく、栄養管理などの医療管理が主となる病棟です。主に高齢者が入院されており、元気になって退院される方は少ない病棟です。

4.緩和ケア病棟入院料

がんなどに罹ってしまい余命が長くなく、麻薬などで疼痛管理(痛みの緩和)を行う病棟です。

外からみれば同じように見えるかもしれませんが、これよりもっと細かく分類されています。

患者さんの状態に応じた医療体制が組まれているので、想定された患者さん以外の治療を施すのが難しくなっています。

今、テレビなどで新型コロナ患者さんの受入をすべての病院でできないのか・・といった議論がありますが・・

例えば、療養病棟入院管理料の病棟では、ほとんど治療を施すことができないのでコロナ患者さんの受入は到底な無理な話なのです。

それに加え、新型コロナ患者さんの治療は、人手を多く必要とするので、通常の急性期病棟でも人員が足りないのが現実です。

 

診療報酬改定

病棟の基準やルール、保険点数は、2年毎に改定されます。これを診療報酬改定といいます。

この基準やルールは中医協(中央社会保険医療協議会)で議論され、厚生労働省が確定します。

偶数年の4月から新しい点数になりますが、その度にルールが変わってくるので、医療機関は結構大変です。

比較的、新しい技術や検査には高めの点数が付けられて、だんだん古くなると点数が下がってくる傾向や、場合によっては、保険点数が付かなくなるものもあります。

まとめ

病院にかかる際に、その病院がどんな体制でどんな医療ができるのかを多少は想像できるようになったのではないでしょうか。

病棟の種類は医療機関の特徴を表す指標の一つになります。

医療機関を選ぶ際は、まず診療科をみて、受診されるとは思いますが、病棟の種類にみるのも特徴がつかめるのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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