あなたは今年も年賀状を出しましたか?
私はファイナンシャルプランナーの資格を取得してから生活コストを見直す機会が増えてきました。
生活コストの見直しは生活の豊かさに繋がります。
今回、記事にした「年賀状じまい」は年賀状代の節約のみならず、年末の忙しい時間を大幅に節約できます。
ついでに、自宅のほとんど使わないプリンタのストレスから開放されることになりました。
私は数年前に年賀状を引退しました。世間ではこれを「年賀状じまい」と言うそうです。
年末の忙しい時に年賀状を作成することが苦痛になり、やめることを決断し引退の前年から計画的に引退しました。
やめてみると、いくつかのメリットがあることもわかったので、実体験を含めてご紹介します。
年賀状をやめるメリット
- 毎年の年賀状作成という作業から開放される
- 年賀状にかかるお金が節約できる
- 年末に時間が確保できる

思い切って「年賀状じまい」してみませんか。
義務感で続けている年賀状に終止符を打ちました!
年賀状じまいの挨拶、
これまで年賀状をやり取りしていた方に突然、出さなくなるというのは無礼に当たることがあります。
無礼をできるだけ回避するために、前年の年賀はがきには「これで最後」である旨の文言を入れるようにしました。
ポイントをまとめると次のようになります。
- みんなに出さないことを宣言
- 出さなくなる理由を書く
- 年賀状以外の連絡方法、挨拶方法を書く
- 感謝の気持ちを書く
- 今後の切れることのない関係を強調
年賀状じまいのきっかけは、定年退職であったり、還暦を迎えたりと、人生の転換期にやられる方が多いようです。
私の場合はそんな大きなきっかけではなく、単に年賀状作成の切迫感を避けたかったためです。
その時は、40代前半でした。
過去には手にとった人が笑えるような年賀状を作成しようと意気込み、年明けにはその年賀状をネタに笑ってもらおうと奮闘していたのですが、加齢とともに飽きてきました。
いわば自分の都合(わがまま)で年賀状じまいをするのですから、謝罪や感謝の気持ちと自分都合であることをはっきり書いておきました。
相手との関係や年代によっては砕けた言葉でも十分、意図は通じるはずです。
突然、年賀状じまいをすると失礼になるので、予告することは重要です。
年賀はがきの発行枚数
年賀はがきの発行枚数はここ最近ずっと減り続けています。
ピーク時には44億枚を超えていましたが、2022年は18億枚程度に減少しています。
比率にすると60%程度減少していることになります。
原因はSNSの発展や人口減少、高齢化によるものだと考えられます。
若者の年賀状離れや団塊の世代の現役引退(定年退職)も原因でしょう。
日本郵政にとって年賀状の売上はドル箱だと想像しますが、そのメリットがかなり小さくなってきたものと想像できます。

郵便局さんにとっては辛い現実です。
年賀はがきの価格
年賀はがきの発行枚数は減り続けていますが、価格は上がっています。
近年の価格は次の通りです。
年賀状の価格推移
2004年 50円
2015年 52円
2018年 52円(1月8日~62円)
2019年 62円
現在は一枚あたり62円となっているので、2004年と比べると24%も上昇しています。
日本郵政は発行枚数の減少を料金上昇で補填しているのでしょう。
たばこの価格上昇と似ているような気がします。
ちなみに我が家では毎年100枚少し購入していたので今の価格でいうと6000円以上使っていたことになります。
写真屋さん・印刷屋さんなどに依頼
私はもう利用することはありませんが、最近は前年の年賀状を渡すと住所録を作成し、宛名まで書いて年賀状を完成させてくれるサービスまであるようです。
業者さんは私たち一般人よりも年賀状を安価に仕入れることができるようです。
業者さんが取り扱う年賀状は「一面に年賀はがきが4枚割当されているもの」を使うので卸値が数円安くなるとのことです。
年賀状を出される方は、手間や印刷費用を考えると業者さんに依頼したほうが安くあがるかもしれません。
インクジェットプリンター or カラーレーザープリンタ
家庭でのプリンター使用は「年賀状がほとんど」という家庭も多いのではないでしょうか。
ほとんどの家庭では比較的安く買えるインクジェットプリンターを購入することが多いでしょう。
インクジェットプリンターは使用回数が少ないとインクが固まってしまいます。
使用のたびにノズル詰りや、綺麗に印刷できないことがよくあり、その度にクリーニングする必要があります。
クリーニングで印刷の不具合を解消出来るときはまだマシですが、なかなか解消できずキレイに印刷できずに、買い替えてしまうケースもよくあります。
またインクジェットプリンターは電源を入れるたびに自動的にクリーニングを実施しています。
クリーニングにはインクを消費するので、印刷に消費するインクよりもクリーニングに消費するインクのほうが多いなんてこともよくあることです。
我が家の場合、学生がいるので学習資料の印刷でたびたび使用することが増えてきました。
また、コピーができたほうがいいという要望があったので我が家では思い切ってカラーレーザーの複合機を購入することにしました。
インクジェットプリンタのほうが導入費は安く済みますが、度々起こるノズルの詰まりの解消にかかるコストや手間、インクの購入費を考えて、長年使うことを想定した場合、実はレーザープリンターのほうがトータルコストが安くなるのではないかと思っています。

レーザープリンターに変えて、めちゃくちゃ満足です。
初期投資は高いですが、長い目でみれが安くなると思っています。
レーザープリンターはインクではなくトナーを使用します。
トナーも純正を使えば高くつきますが、リサイクルトナーを使えば相当価格は下がります。
詰替トナーの場合でも、印刷の品質は純正と変わりません。
職場でも詰め替えトナーを使用していますが、支障を感じたことがありません。
年賀状のない年末年始
年賀状をやめて数年が経過しました。
「年賀状じまい」をしてからも数枚の年賀状をいただきますが、返信はしていません。
送られてきた方には、SNSなどで必ず年始の挨拶をすることはかかしていません。
その際には年賀状をやめたことを伝えるようにしています。
大掃除、片付け、餅つきなどに追われる年末に、年賀状作成作業がなくなったので、年末特番を観られる時間が確保できました。
一番のメリットは年賀状にかかる費用削減のよりも、時間に余裕ができたということです。
まとめ
年賀状の引退(年賀状じまい)は相手に失礼がないように計画的に「引退宣言」をしてから実施しました。
宣言すると翌年からは届く枚数が減ります。
数年経っても、律儀な方から、まだ届きます。
律儀な方には、直接のご挨拶やSNSで返信しますが、年賀状は出しません。
お付き合いや職業柄、年賀状を止められない方もいらっしゃるでしょう。
そういった方も、業者を利用したり、プリンターを変えてみたりして年賀状作成にかかるストレスを軽減してみてはいかがでしょうか。
- 年の年賀状作成という作業から開放される
- 年賀状にかかるお金が節約できる
- 年末に時間が確保できる
日本郵政が発行する年賀はがきの発行枚数は近年、大幅に減少しています。
時代の変化とともに衰退している文化となってきています。
近年の技術革新とともに、時代の流れは加速しているので、もしかしたら、あと数年で年賀状のニュースすら目にしないかもしれません。

少しでも迷っているならやってみましょう。
思い立ったら吉日。
失礼のないように計画的に!
これを読まれた方も計画的に「引退宣言」し、年賀状じまいをしてみてはいかがでしょうか。
年末の過ごし方にかなり余裕が生まれます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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