2022年度から高校では金融教育が始まりました。
私はFP(ファイナンシャルプランナー)を取得し、マネーリテラシーを高めたこともあり、数百万程度ですが、株式投資をやっています。
そんな中、先日、我が家の次女が「株を買いたい」と言い出しました。
間違いなく投資を始めた親の影響です。そして反対する立場ではなく、むしろ推奨する立場です。
高校生に投資なんて早いと叱られるかもしれませんが、早く世の中の仕組みを理解しておいた方が将来のためになると考えています。
投資の前の課題を与えた
投資を始める前のある程度、勉強しておいて欲しかったので課題を与えることにしました。
課題図書です。
「いま君に伝えたい お金の話」投資家の村上世彰氏が書かれた本です。
この本を課題図書とし読了してもらい、その上で投資を始めてもらおうと思っています。
ある程度の年齢の方ならご存知だとは思いますが、2006年に起こった あの「ライブドア事件」で有名になった村上ファンドの代表です。
著者に良いイメージを持っていない方もいらっしゃるとは思います。
あの人は強めの関西弁を話すのでイメージが悪くなりがちですよね。
事件から15年ほど経ちますが、まだまだ投資家として活躍されています。
今も経済ニュースなどで「旧村上ファンド系が・・」と度々登場しています。
この本の後ろ表紙にはこんなことが書かれています。
お金は汚い、お金儲けはいやらしい。そう決めつけて、お金について学ばせないのはもったいない。なぜなら、お金は人を幸せにする便利な道具だから。好きなことをして自由に生きる。困っている人を助けて社会をよくする。そのためにはお金をどう稼いで使って増やしたらいいのか?誰よりもお金に詳しいプロが、お金との付き合い方を教えます。
いま君に伝えたいお金の話 著者 村上世彰
あの事件の当時、私は村上氏にあまり良いイメージを持っていませんでした。でもこの本をきっかけに村上氏のことを調べてみました。
彼には彼の言い分があり、世間から批判の的になってはいましたが、彼なりの正義があることが今になって理解できるようになりました。
N高校の投資部
今は投資家の傍ら、N高校(学校法人ドワンゴ学園)の投資部の顧問をされていました。
N高校の投資部の活動内容は、
運用資金として村上財団や学園から20万円が提供されます。
その20万円を元手に「東京証券取引所上場銘柄」の株を運用します。
運用の結果、最終結果報告月に利益が出た場合は、その利益額はその部員のものになり、一方、損失が出た場合は、その損失額を返す必要がないという仕組みです。
この仕組みだと少なくとも高校生の部員が損することはないので、思い切ってチャレンジできる仕組みです。
こんな部活は全国どこの学校にもあるわけはないので、自分の子供にやらせたい場合は、自分でその仕組みをつくるしかありません。
ということで、現在、証券口座を準備中です。
この本は大人の私にとっても、とても面白い本でした。
日本ではマネーリテラシーを義務教育や通常の高校の授業で教えることはほとんどありません。
早い段階から、まず「お金」というものを適切に学んで、お金との付き合い方を覚えることで、危ない方向に行かないのではないかとも思います。
借金の怖さであったり、ローンの仕組み、複利の仕組みなんかも学んで欲しいですね。
まとめ
投資に限らず、子供たちには色々なことに挑戦してもらいたいです。
自分自身ももっと早く経済や投資のことを学んでおきたかったと悔やんでいますが、今のように簡単に投資できるような時代でもなかったようにも思います。
そして、子供たちにはたくさんの人の考え方にも早期に触れて、健やかでしなやかな成長を願います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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